イタリアGP

MotoGP

いやー、今回はイタリアン3人組も凄かったけれど、玉田の追い上げも凄かった。ラスト3週ほど、トップ集団と遜色ないタイムで宇川・セテ・中野とパスしちゃったのだから大したものだ。もちろん、それまで4位を守り続けた中野のレース展開も、不甲斐ないヤマハ勢の中では堂々たるもの、称賛に値する走りだったと言える。宇川は、玉田に引っ張られて何とかセテを抜いたといった感じか、そろそろセンキューが懐かしくなってきたなぁ…。ともあれ、玉田-中野-宇川の順で日本人は456フィニッシュ。

イタリアンの方は、ロッシ・ビアッジ・カピロッシで抜きつ抜かれつであったものの、終盤に差し掛かってロッシが前に出たところからはいつもの展開となったか。

勝負の鍵は、比較的リタイアの多いカピロッシが、最後まで踏ん張れるかどうかだったとも言える。ロッシに抜かれた後のマックスてのは絞り尽くされた感が漂うので、あんまり期待しちゃならない。けれど、カピロッシとのバトルは凄かった。というか、転けない程度に思いきり接触してた。結果としては、これが痛手となってますますロッシが差を広げたわけだが、オレの中では苦笑とそうじゃない笑いとが一緒になってこみあげてきた。実に楽しい、ということだ。

最終リザルトは、ロッシ-カピロッシ-ビアッジの順。こちらも、イタリア人で123フィニッシュとなった。コンストラクターでは、ドゥカティが2位を獲得したことが地元の功績として大きい。ここは是非とも、年内の勝利をモノにして欲しいところだ。すぐにはどうだろうという気もするが、あと10戦以上もあれば、期待が現実となるに充分足りうることだろう。

125cc

ダイジェスト放送。

チェッキネロが優勝。10年に及ぶレース生活の中、地元勝利は初のもの。2位には、若手筆頭株のペドロサ。ダイジェストだったのでよく解らんが、解説の坂田さんが最も注目したレース展開を行っていたのは彼である。3位はニエト。4位のドヴィツォーゾとは .0009秒差だったらしい。うは、凄いね。

日本勢は、宇井が6位・東が14位。宇井は今回も怒(略)…。

250cc

これまたダイジェスト。

ポッジャーリが2位以下に22秒差をつけ、ホールショットから1位のままゴール。ド・ピュニエが離脱したとはいえ、完璧な勝利であることは確かだ。2位にはニエト。3位がバッタイーニ。松戸は我慢の走りで7位を「獲得」と言って良いかも。ポッジャーリが何処まで行くかが今後の見どころか。逆に言えば、他がチョッと期待できない。