オーストラリアGP

MotoGP

ロッシ、黄旗無視にて10秒ペナルティを与えられるも、2位以下に15秒の大差をつけ勝利。タイムペナルティを受けたライダーが優勝するというのは、記録上非常に珍しい。それよりも、ドライ宣言されたレースでトップと2位の差が10秒以上つくレースというのも(最高峰クラスでは)随分と久しぶりに見た気がする。

と思って、去年の記録を調べてみたところ、同じくオーストラリアGPにて、ロッシはバロスに約10秒差をつけて勝っていた。フィリップアイランドにおいてロッシに死角なし。そりゃ、今回ぐらいのハンデを背負ってもらわにゃ観る方としては少々退屈してまうわー(笑)。

それはそうと、上のリンク先の記述を見て気づいたことがもう一つ。ガンで今年亡くなったバリー・シーンが、昨年闘病中ながらもサーキットに姿を見せていたということ。そして今回、バリーさんのゼッケンであった「7」の旗がコース上を走ったこと。これらに何かしらの縁を結びつけて語るつもりはないが、知るのと知らぬのとでは受ける印象に違いが生じてくることは確かだ。


  • ベイリスが気持ちの悪い転け方をしたので心配だったが、特に何事もなかったようだ。良かった。
  • ヘイデン三位は、事実上、自力での初ポディウム。アグレッシヴな走りをするライダーなので観ていて楽しい。序盤の短時間ながらもトップを走ったり、レプソルがワンツーを走る「去年見飽きた景色」も今年は初めて見た。
  • 宇川は、(今年の成績を鑑みて)セテについていけた分に上昇の兆しとして評価したいし、ビアッジが抜けた分の仕事は全うできたのではないかと思いたい。とはいえ、チェカが潰れた分助かった気もする。
  • カピロッシは地味に二位。古参ライダーの単独走行ゆえますます目立たなかったが、このところドカに結果が出ていなかった中でのこのリザルトはドカ的に上々。