8/17 - 8/18

午前3時頃だったかな。いつもの通り牛乳便の陳列をしていたら、店の外が何やら騒がしい。放っておくとご近所から苦情が来るので止めて貰いに入り口のドアを開け、一番手近にいた若いのに「すいませんけど静かにして貰えますかね」と伝えてみるとニコニコしながら頷いてくれたので「話の通じるやつで良かった」と思ったわけだ。

駐車場の横の方を向いて他のやつの方を見やってみると、なんかうずくまってるやつとか、そいつに蹴り入れてるやつとか、襟首捻り上げて拳を叩きつけてるやつとかいて危ねぇなぁ他所でやれよオレはとりあえず注意したからなと思いながら店の中へ戻ってやりかけの仕事を再開した。のだが、よく考えてみたら片方が一方的に殴られてるだけのような気がしたので相方にケーサツ呼んでと指示しつつまた店の外に出てみたところ、一時間くらい前からたむろしていた四人のサッカー小僧たち(プチ常連)が如何にもヒップホップでも好きそうな連中(こっちもたぶん四人)に一方的にやられているだけで。まぁオレまで殴られることはないだろうと判断して一人でも間に入って止めようと近づいたのだが、ヒップホップの連中はなんか察したぽく、サッカー小僧たちに向かって悪態つきながら帰って行った。

オレのことじゃないし店に悪さされたり悪態つかれたわけでもなかったので、ああ帰ってくれて良かったと素直に思いつつ、取り残されたサッカーどもに「不甲斐ないな」と。いや,そんなこた勿論言ってないし思ってもなくもなかったので「ケーサツ呼んだから、被害者だし、来たら自分から説明して下さいね」と言って店の中へ帰った。

後のことは知らん。

と言いたいのだが、殴った方の連中、一度店の中に入っているので防犯ビデオに面が映ってるわけで。まあそれ以前に通報者かつ目撃者なので、お巡りさんや後から来た刑事課の人と確認やら手続きやら何やらしていたらあっというまに夜が明けた。あと、被害者曰く「一人は中学時代のサッカー部の一つ下で年少帰りの真性」で一応名前だけは分かってるらしい。それはまぁ手がかりがあって良いことなのだが、二十歳も過ぎてせめて礼や詫びの一言くらい述べてから帰れんのかねと思った。駐車場で食い散らかしていく類だから期待するだけ無理なのは解っているが、迷惑を経験した分だけ迷惑を考えられる大人になってもらえたらねぇ、とか今思いついた格好つけ文言。