訪問販売

10時起床。オレの部屋の隣にある台所から父と誰かの会話が聞こえてくるので、集中してそれを盗み聞きしたところ、アルカリ浄水器の訪問販売だった。

  1. 聞いた内容では、「水の検査に伺いました」等のよくある悪徳の類とは異なる、ただ単に割高の上質商品のようだ。「月3980円の6年払い」というのも、一度に計算しようとすると浄水器としてはベラボーに高く思える。が、10年以上使える製品のランニングコストとして考えると、妥当かどうかの判断は製品知識のないオレでは及ばないまでも、支払いに無理の生じないコストだと思う(当然ながら、セールスマンもランニングコストをもっともアピールするわけだ)。
  2. ただし、それは普段から水に気を配ろうかどうか、という条件付きのことで、ペットボトル入りの水を買ってくるなんてことを殆どしない我が家にとっては「当面必要のない」出費となる。いらないというよりは、欲しがりません勝つまでは、といった感じである。
  3. 結論。「2,3日考えてみるよ」。つまり、「お引き取り願います」ということ。

そのうち、セールスマンは自分の手取りだとかまで話していた。ああ、聞いてるこっちもため息の出る額だ。気の毒だが、今のオレが出来ることといったら、話を盗み聞きしてあげるくらいだ。