ACECOMBAT3 【メビウス4】

三度目の分岐(というか二度目のはストーリー分岐条件だったのかな?)。キースは良いヤツだが、敢えてディジョンに付き従うことに。ゼネラルリソースを抜け、革命集団ウロボロス入りを果たす。ゲイムというやたら強い機体を駆って、UPEOやら何やらの施設を強襲。

既にストーリーがよく解らなくなっていたのだが、進めていくうちにレナという女の子パイロット(天才かつ先天性疾患持ち)が「頭の中にダレか入ってくるぅ〜」とか喚き出し、それを見たディジョンが「そうか、お前か! お前が消去を(以下忘れた)」。なるほど、どうやら「お前」のせいらしい。「お前」って誰だ、「オレ」のことらしい。えーと、オレは何もしてませんが? よく解らないまま、ウロボロスごと二人ともぶっ殺した。ディジョン辞世の句によると、オレは「さいもん」らしい。他のルート遊ばないと解らないってこった。つーか、これって淡々としたキャラゲーだな。


全ルートクリア。さりげなく、かつ、華麗にネタばらすけれど、プレイヤーはバグ潰しのプログラムつう解釈で宜しいか。でも、最後に「現実を、真実を見よ」みたいなこと言われて、その結果が全ミッションのフリー化。これはいったいどう解釈すれば良いのだろう。解んねぇゲームというか、解んねぇオレがアレなのか、ともあれ話の上では何も達成感がなくて結構虚しい。


「3」はぶっちゃけ、シリーズ作においては「面クリア型のステージ毎に色々やらせるシューティング」に偏っていたと思う。ミッションごとに機体を選べはするのだが、その数は少ないし、ステージや作戦の都合(宇宙空間もあれば電脳空間もある)によっては一つのみに固定されていることもままあった。あと、個人の意思が左右する超局地戦ばっかりで構成されているので、戦争している感はまるでないし、所属意識も極めて薄いので「エース」という言葉が宙に浮いてしまっているようにも思えた。

と、善し悪しで語らないようにしようとも思ったんだけど、やっぱどうしても「悪し」で締めちゃいたくなるなぁ。慣れてくると操作そのものがムズ面白いし、お馴染みの巨大建築物突貫も「04」の比じゃないほど難しくて、「オレの下手糞!」みたいに腹も立った。でもやっぱ、戦場の鬼神として振舞ってみたいオレ的エースコンバット像としては「撃っちゃ駄目やっちゃ駄目」「有無を言わさずこれ一本」「世界の未来をあなたに託す選択肢」みたいなのは邪魔でしかないかな。

「5」にはその点、ちょっと不安を感じていたりもするが、いまだ情報が少ないのでどういうゲームになるのか解らん。ただま、「特定キャラの生き様にスポットを当てた、特にストーリーがなくても成り立っていたシリーズの続編作」、ってのはナムコがもっとも不得意とするところだと感じている。ナガセやらヨシノやらはキャンギャルやってればじゅーぶんよ。