ミネルバトンサーガ 【3ミネルバ】

前略中略〜これまでの経緯

北の町シバイにて、物乞いから「カロンの杖」を譲り受けた。ついでに、弓使いの商人ジノーを仲間に加え、落ち延びた神官カロンが匿われているともっぱら噂の高い南の町イシュヘ。これまでは「カロンじゃないですよ」と言い張るカロンだったが、杖を持って接触したところ、あっけなく仲間に加わった。それと同時に、これまで同行していた神官ワンユイが居なくなった。どうやら、仲間は「神官・弓使い各一名」と決められているようだ。

カロン曰く「ラムルーンへ連れてゆけ」だそうなのだが、ラムルーンというのが何のことやら解らない。恐らく、彼は「南へ落ちた神官」なので、北にある何処かへ連れて行けば良いのだろうと当たりをつけた。世界を適当に旅してみた後、シバイの東方、橋を渡った先にて城を見つける。中に入ってみると、カロンが先陣きって奥にある祭壇へと向かい、「私はここに残る」と宣言した。彼には結構世話になった(例えば、ピラミッドでシープヘッドを倒せたのはカロンのお陰だ)ので、突如の戦力ダウンはなかなか辛い。代わりに「守り札」を頂戴した。ためしに戦闘中に使ってみたところ、雑魚敵が瞬時に一掃された。「なくなったらまた来い」とも言っていたので、その手の消耗品なのだろう。強力だが使いどころが難しい…。

ジノーとの二人旅では辛いので、ワンユイに再度同行を求めるが為、始まりの町ローランへと戻ることにした。その前に、シバイに立ち寄り「扉の鍵」を50個ほど購入しておいた。これで各地の扉をパックリ奥まで開けまくり! と思って実際色々なところで試してみるも、全然開く気配がない。扉の前で「道具→鍵」じゃ駄目なのか? 一応、「黄金の鍵」というのも持っているのだが、これはザイラスを倒さないと使えないと言われているものなので現時点では意味がない。諦めてワンユイを仲間に加えるも、目先の目標を失った。10年以上昔のオレは、ここから先、何を考え何を行ったのであろうか…(レベル54)。

悪霊の森

自問自答して結んだ取り敢えずの答えは「各地を廻るしかない」という当然のものだった。まずは、ローランから最も近いモルトの南、「悪霊の森」へと向かう。

入り口からほどないところの階段前には強そうな化け物が居座っていた。イドである。コイツの強さは10年昔から恐怖したものだったので、オレの中では「ミネルバトンサーガ=イド」というくらいに印象の強い敵だ。まるで倒せる気がしなかったが、オレの命は時間さえ巻き戻るもののいくらでもあるものなので戦いを挑む。

イドと言うヤツは、こちらの隙あらば肥大して近づくものの命を吸い取る戦い方を好む、というかそれしかしない。逆を言えば、近づかなければ良いのである。あるいは、近づいてデカくなった瞬間、距離を取って遠距離攻撃というのも手だ(要するにヒットアンドウェイ)。距離を取りながら、飛び道具であるところのアダンの実を打つべし攻めるべし当てるべし当たらないべし! そう、当たらない、まるで全然。まあ、アダンの実なんて一粒3Gくらいの代物だし、うまい棒より安いもの。

仲間の方はどうかというと、ワンユイの魔法フレアではビクともしないようだった。使えねえ、まったく使えねえ。では、ジノーはどうか。驚いたことに彼の鋼の弓攻撃だけはちゃんと効いているようだった。ただし、滅多に当たらない上に与えるダメージも少ない。ぶっちゃけ、倒すまでに一時間くらいかかりそうな感じだ。しかも、その間にオレが囮になり続けないといけない。今倒すべき敵ではないと判断、尻尾を巻いて逃げておいた。次の次の次くらいは殺す。

イド・二戦目

そういえばオレは、良いものを持っているじゃないか。あれだ、その「守り札」。便利アイテムはこういう時にこそ使うものであり使ってみた。イドの体力2400→2100。嘆いてみた。次の次、だな。

運命の塔

ローランの来たに位置するこのピラミッドは、どうやら「運命の塔」と呼ぶらしい。コマンドメニューからデータを選ぶと「ここは うんめいのとう」と書いてあったので間違いなくそうだ。というか、現在地の地名確認なんて出来るなんぞ今まで知らなかった。

前回訪れた時は、左の通路を塞ぐシープヘッドを倒したので、今回は右のシープヘッドを始末することにした。と言っても、左のヤツも既に復活しているのだが。今回はこちらも強くなっているので、苦戦はしたがアダンの実で打つなどして倒した。思ったのだが、こいつらは金持ち・経験値持ちだから何度も出入りして稼ぐには持って来いじゃないか。羊頭牛肉焼肉定食。

邪魔を排除した後、右の通路へと進む。そこであるものの存在に気づく。扉、今まで開けようとして駄目だったどの扉よりも扉らしい赤い扉があるではないか。せっかくだから、扉の鍵を使ってみた。開いた。奥にもいっぱいあったのでジャカジャカ開けまくってみた。上ったり降りたりしながら扉という扉を制すも、落ちているアイテムはくだらないものばかり。挙句の果て、最深部には扉の鍵じゃ開かない「青い石の扉」があるじゃねえか。何か、普通と違う赤い宝箱も見えてるし。ガッカリして引き返す。

帰りがけ、塔の入り口付近でまだ上っていない階段を見つける。両シープヘッドの間に位置するこの階段は、何てことはない初めてでも労せずして利用できるものだ。いわゆる灯台下暗しというヤツだった。上ってみたら、扉があったがどっこいオレには鍵がある。石畳の部屋にて「ローラの火」を入手した。これには心当たりがあるので、ナンボか前に進めたことになるだろう。いざ、北へ。

オルファンにて

ピラミッドから砂漠を徒歩3分ほどのところ、オアシスとして営みを続けるオルファンという町がある。そこには威勢の良い鍛冶職人がいるのだが、彼は「ローラの火がないから仕事しねえ」とクサっているのであった。

というわけで、渡してやったのさ「ローラの火」を。オッサンはそりゃもう喜んでさ、オレに御礼をくれたわけだ。まあ、オレもそれを期待してなかったと言えば嘘になるつうか、ぶっちゃけそれ以外ありえねえ。で、貰ったんだよ「鋼の剣」。十中八九、そんなものが重要品であるわけがない。しかもだ、オレが今使っている「スウォード」よりもだいぶ劣るじゃねえかこんちくしょう。何が「邪魔じゃよ」ぢゃ、ローラの火に焼かれてしまえ!

気を取り直して、オルファン滞在中に気づいたことをメモしよう。

  • 靴屋では「魔法の靴」を売っているらしいが、いま現在は「あいにく材料がありません」とのこと。
  • 町の隅でデブが「あの兜はどこいった?」とぼやいていた。その近くには開かない石の扉、中には赤い宝箱があった。

魔法の靴の材料探しか。それ以前に何で出来てるんだ、その魔法の靴は。まるで心当たりなし。

廃都アーカサス

イシュの桟橋より海に出で、陸に沿って北方に進むとやがて小さな島が見えてくる。その小島には南に桟橋が敷かれ、西に大陸と結ぶ橋あり、そして中央には城を構える。これこそが亡国パルメキアの都アーカサスであり、主人公の御座すべき都である。

へえ、そうなんだー、と自分で書いてみて思った。脳内で整理するのが苦手なもので、場所すら覚えてなかった…。それはともかく、ここには一度来たことがあるのだった。母さんと生き別れたルーを伴って、敵のうろつく城内を適当に彷徨い、そして城外隅の小屋にてルーの母さんを発見、御礼に「黄金の鍵」を貰った、と。その時は、扉だらけで行けないところばかりだったのを思い出した。ゆえ、ここは極めて探索の価値有りだ。

城内を探索。北方に扉の鍵で開く扉があり、その真南には強そうな悪魔が見えた。挑んでみたところ、そいつがザイラスであった。ここぞとばかり、「守りの札」を使ってみたところ、1650あったザイラスのHPは287にまで激減した。あとは普通に倒すのみ。正直あっけなかった。オレは一息つこうと思い、灰皿を手繰り寄せたところファミコン本体に軽くヒットした。勿論止まった。リセットしてやり直した。直前でセーブ出来る場所だったので大したことなくて良かった。猫リセットともども注意が促されるものである。

ともあれ、ザイラスを倒したということはアレで色々出来るようになるということだ。首都も明るい音楽を取り戻し、ゲームの行方は二歩も三歩も前進したように思える。

黄金の鍵

ザイラスの居たすぐ近くには、黄金に輝いているつもりの黄色い扉があった。早速、黄金の鍵を使い扉を開け、その中にあった赤い宝箱を開けてみる。中身は「錆びた鍵」だった。また鍵かよ。それ以前に、黄金の鍵がなくなってるじゃねえかよ。あれか、「錆びた鍵」を「錆びてない鍵!」にしなくちゃならんのか、そうだろうそうでしょう。

近くに居た巫女曰く「錆び付いた鍵はもともとレーナの物でした」。レーナなんてシラネーナ。あと、ランバルトという記憶喪失の神官が居た。いずれ共に旅することになるかもしれないしならないかもしれない。

復活したアーカサスで得た情報

  • アイスパレスの洞窟には錆びたドアがある。(無法者)
  • ルーのお母さんは町外れにいるわ!(女)
  • 自信はないが… たぶん西に行くことじゃ…(占い屋)
  • わしがかの偉大なる預言者ルイーダじゃ。勇者の印を持たぬ者に預言を聞かせる訳にはいかぬ。(ルイーダ

つまり、適当に西に行けばアイスパレスの洞窟があって、そこの錆びたドアに錆びた鍵を使えば、ルーのお母さんが町外れにいる、と。あと、取り敢えずルイーダは氏ね。お前の目はry。

アイスパレスの洞窟

運命の塔より東に少しのところに桟橋あり。ここより、内海を北方へ向けて船を進めるとやがて桟橋が見えるのでこれを上陸。すぐ西側に見える洞窟が「アイスパレスの洞窟」である。位置的にはオルファンのやや北東にあると思われる。

いやー、探した探した。確かに「西に行くことじゃ」は正しかったが、アーカサスは世界の東に位置する町なんで、情報としては役に立たないというか50G返せ。

洞窟内部は、迷わないまでも今までのどのダンジョンよりもだだっ広かった。途中、洞窟から地上へ抜ける階段があり、そこから北へちょい進むと魔女の女王が治める「アイスパレス」に辿り着く。がしかし、「印を持たぬ者はお通しできません」と言われ中には入れてくれないようだった。この世界は印主義者ばかりなのか。

仕方ないので洞窟へ戻り、さらに奥地へ向かって探索を進めると「錆びたドア」が見つかった。そして中で見つけたものは「ペンダント」。道中で聞いた情報によると、「イザムがペンダントを奪われた」だか何だか言っていたような気がしたので、これはきっとそいつの持ち物なのであろう。イザムは名前がアレなんで旅の途中で出会ったことを覚えているし、居場所にも心当たりがある。洞窟内部の探索が終わった後に訪れてみよう。

各種番人をなぎ倒しながら更に奥へと歩を進めると、でっかい忍者のような外見をしたモンスターがいた。「私はアイーダ」だそうで、その名前はここに来る途中聞き及んでいるのだが、それ以上のことはさっぱり知らない。戦ってみると、まあまあ強い程度の敵で、全体魔法のような攻撃を使ってくる以外は実に大したことがない。よって、普通に倒した。奥にはモンスター並みにデカイと思われる偉そうな外見をした女が居た。彼女こそが「レーナ」であり、話しかけてみると「アイスパレスに戻らなくては」と仰った。恐らく、この人が魔女の女王なのかもしれない。デカイから。

トール神殿

運命の塔より丁度西方程度に位置する神殿。

ここでは、過去に「船の真珠」だったか何かを貰った記憶がある。ここの神官は良い人で、初めて出会った見ず知らずのオレに重要アイテムを寄こすほどである。どっかの印主義者は彼を見習え。

それはそうと、ここにはイザムが居る。ペンダントを持って話しかけてみると、「セレンのところへ連れて行って下さい!」と言って仲間に加わる。そして、問答無用でワンユイが仲間から外れる。イザムは体力のある神官だが、魔法はフレアしか使えない。ワンユイ2と呼ぶべき存在だろう。ところで、セレンってのは誰だ。聞いた覚えすらない。

疲れたので今日の冒険終了。つーか長い。数日に分けて更新すべきだったと後悔している。