ミネルバトンサーガ 【5ミネルバ】

アイスドール

橋を求めてえっちらおっちら。しかもその橋壊れているのさ。いつかその橋見たことあるのさ。イエーオーイエーオー、とか何とか歌いながら、頼りにならない記憶を頼りに各地を歩き回ってみたところ、あったぞあった。アーカサスより伸びたる道を西へ、北へ、東へと。懐より取り出したる氷人形を頭上にかざして、いざゆかん、未知なる領域へ。

早速ながら辺りを探索してみると、山岳地帯の向こう側を塞ぐ格好で大仏のような物体が通せんぼをしていた。モンスターではないので、ぶつかってみても意味はない。大仏に向かって色々な宝物を試してみたが、すべて効果なし。それ以前に、ここは全然未知なる領域じゃないというか、以前に船で来たことがあるところだぞ? なんか、南の端に桟橋も見えているし。ということは、さっきの壊れた橋はさほど重要なもんではないというか、ぶっちゃけダミーなのかもしれない。もっと先に使う意味のある本物があるとかね。

この冒険中、ぬか喜びを味わされてきたことなど数知れないので、とっとと諦めて他行くが吉と見た。

セーナとトムトム

「ゼンは岩を砕ける」(by 占い屋)

おいおい、それは占いなのか? まあいい。ともかく、ゼンという何かがないことには大仏から先に行くことが出来ないっぽいとオレは見た。ゼンを求めて、あるいはゼン以前に必要な何かしらを求め、足やら船やら使っての情報収集を行ってみた。基本だ基本。

各地を転々と。やがてモルトの町が訪問される番となった。南の森にはイドが住まう町、というかここは村だっけ? 情報を得るべく入り口付近の定番町案内人に話しかけてみたところ、「私はセーナ。イシュのトムトムと文通しているの」みたいなことを言い出すではないか。

踵を返してイシュヘと向かい、セーナへの手紙をオレに届けさせるようトムトムに体当たりを食らわした。奪った手紙をセーナの元へと届けると、彼女は「うれP」とたいそう喜びながらトムトムの元へと参じるのであった。

褒美を戴くべくイシュへと向かう。彼と彼女は仲睦まじく寄り添いあっていた。結婚したのだそうだ。夫婦はオレに「御礼にうちへ泊まっていって下さい」と申し出る。ではではお言葉に甘えて、というよりはむしろ選択肢がないので断れない。何はともあれ、愛のキューピットであるオレは、「イシュ無料宿泊権」を手に入れたのであった。縮めて言えば、「無駄足」というやつで。うれpくない。